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2011年5月16日 (月)

「はやぶさ HYABUSA BACK TO THE ERATH」

2009年 日本 43分

監督・絵コンテ:上坂浩光  脚本:上坂浩光、高畠規子
ナレーション:篠田三郎

Hayabusa

私の好き好き度 ( ^ω^ ) 
 
『日本人が思わず応援したくなる”はやぶさ”』 (ネタバレあり)

もともと全国の様々な博物館のプラネタリウムや、文化センターなどで
放映されていた作品が、5月14日(土)から全国のワーナーマイカルシネマズで
「500円」にて特別上映されることになりました。

早速、封切日にGO!全国先着3万名のカレンダーももらいましたよ~。
お客の入りもどうかしらと思ったら、

おぉ~、結構入ってる!
年配のご夫婦、家族連れ多し。

普段、平日の朝イチなど、ガラガラの時間に映画館に行く私としては、
久々にこんなに席が埋まっているワーナーを見ました(爆
思わず顔なじみのスタッフさんに「よかったね♪」とか声かけたりして何様w


■子供たちも思わず見入るその映像

小さなお子さんも多くて、上映前の予告中もざわざわしていたので、
「このまま喋り続けたらどうしよう…」と一抹の不安がありましたが、
すごい!!何がすごいって、目の前に宇宙が現れた瞬間から
ピタっとおしゃべりが止まりました。

フルCGの作品なのですが、3Dメガネをかけていなくとも、
宇宙に誘われる感覚、奥行きは素晴らしく、自分自身も小さな宇宙旅行気分。

また、対象年齢を決めていないのも良いと思いましたね~。
篠田三郎さんによる説明(ナレーション)はとても学術的。
天体ファンにはもしかして物足りない部分もあるかもしれませんが、
でも、天体素人の私にはとっても分かりやすく、そして奥深い誘いでした。

大人でも耳を傾けるのに必死な場面もあったので、
きっと子供たちにとっては、ナレーションの半分も「??」かもしれません。

でも、例えばこの作品に限らず、子供って、いいものにはグッと
見入るんですよね。自分が子供の頃を思い出しても、意味が分からなくても、
そこにあるものから目が離せないものってたくさんありました。

小さな「はやぶさ」が地球を飛び立ち、宇宙を旅する様子、
小さな子供たちの目にも焼きついたことと思います。


■でも、眠っちゃう人もいるんだ(笑

本編は「43分」しかないのに、眠っちゃう人、どうもいた模様。
たぶん「つまらない」とかそういう感情の部分からの眠りというよりは、
あの宇宙空間にいるような不思議な重力のせいかしら?

…というのも、私、何度かプラネタリウムで寝た経験があります。
あのリラクゼーション音楽、心地いいイス、暗闇、なんつーいい条件!
また、「海」のドキュメントも寝てしまうんです。
映画館で海モノドキュメントを観て眠りにはまったこと数回( ̄Д ̄;;
大スクリーンでの水の映像って心地よくて、気持ちよくて…。

また、黒が基調の3D作品も眠気がやってきます。
人間の目って不思議。
人それぞれ、何か眠りの扉を開く映像ってあるんでしょうね。

今回、いびきが度々聞えてきて「えーっΣ( ̄ロ ̄lll)」と思いつつも、
この映像の出来には、眠っても仕方あるまい…という心地良さがありました。


■主役はとことん「はやぶさ」

CGを使ったドキュメントですが、人間は一切出てきません。
サイエンス雑誌「NEWTON」がそのまま映像化されたような感じ。
中には「JAXAの人たちの様子も出てくるかな?」と期待される方もいらっしゃる
でしょうけど、もう「宇宙」と「地球」と「はやぶさ」と「イトカワ」のみ!

でも、私はむしろそれがいいと思いました。
「はやぶさの旅を淡々と描く」
これがむしろ感動的なのです。

長編映画ならいざしらず、この長さ、そして、もともとプラネタリウムで流された
ことを考えれば、はやぶさを徹底的に主役にしたことはよかったと思います。


■でも、ちょっと終盤が…

あ~…なんで挿入歌入れちゃったんだろ。
いや、確かにとっても感動的!監督の想いが乗った素敵な歌詞でした。

しかし、私としては、最後まで淡々とはやぶさの偉業を観たかったなぁ。
ナレーションも学術的な口調の時もあれば、「はやぶさ」を「キミ」と呼んだり。

もちろん、それも製作者側の狙いでしょう。
「はやぶさ」を擬人化する部分を設けることにより、観客に
「はやぶさ、がんばれー!がんばれー!( ´;ω;`)ブワッ」って気持ちに
持っていかせたいという。

でも、たぶん、これ観に行ってる人たちって、当時ニュースを観ていた時点で
泣いてる人が多そうだから(私もあの火の玉(!)状態に泣いた!)、
擬人化されてる部分も心地よいかもしれません。

でもでも、欲を言えば、あの実際の帰還映像、スクリーンで観たかった!!


■「はやぶさ」って”ロボット”なのね

小惑星探査機という呼び名ではあるけれど、はやぶさは自分自身で状況を
判断できるように作られている「ロボット」ということを初めて知りました。
(ごめんね、こういうのド素人で(^^;))

イトカワに到着してからも、苦難を乗り越えボロボロになるはやぶさの
姿(ま~、CGな訳だけど)には、小さく手に汗握りました。

機械的なものを擬人化して切なくなるって、日本人独特の感情らしいです。
今回も映像のやはぶさに向かってナレーションが、
「挫折……でも、キミはがんばったね」とか語りかけてましたし。

そう思うと、例えば今の日本の大問題である福島第一原発も、
見方によっては、すごく闘っているようにも想像することができます。

「熱いよ…熱いよ…。早く冷やしてよ。痛いよ、体がぼろぼろだよ…。
そしてみんなが僕を憎んでいるよ…。どうして、どうして?
僕、一生懸命、みんなの暮らしのために電気を作ってきたのに。
熱いよ、苦しいよ…。僕疲れたよ…ねぇ、一体僕どうなるの(´;ω;`)」



■ロボットや機械に感情移入する日本人

欧米、特にキリスト教の影響が大きい地域においては、
ロボットというものは、人間を脅かす存在になりうる恐怖を感じるんだそうです。
人間に近い生命体に対して、敬遠する傾向があるのだとか。

洋画でも、ロボットや人形が「人間になってハッピーエンド!」みたいなのが
多くありますが、日本って、ロボットや人形と共存してる作品が多いですよね。

「ドラえもん」なんて、国によっては「ロボットが人間とご飯食べてる!!」って
だけで超衝撃的らしいです(笑

この「はやぶさ」も海外で作られたら、やっぱり「はやぶさすごい!」以上に
「これを作った人たちがすごい!!」という賞賛の形かも。
(そして、なぜか私の頭の中では、アルマゲドンのテーマwwww)


はやぶさが勇気を与えてくれた


この賞賛は、もしかして、日本人らしい感情かもしれませんね。


■まだまだ続くよ「はやぶさ」作品

そんな訳で、43分間の「はやぶさ」の旅、心掴まれました。
とても心地よい映像なので、寝不足状態で映画館に行かないように。
そして、前寄りの席の方が、宇宙をより体感できる感じがします。

今年の10月1日~20世紀フォックスがなんと制作
はやぶさ/HAYABUSA」 竹内結子さん&西田敏行さん主演。
堤監督がメガホンとってるらしいので、さてどーなるかなぁ…

2011年には松竹で3Dの「おかえり、はやぶさ」。

2012年には「小惑星探査機はやぶさ」が渡辺謙さん主演で予定されてます。
これらの作品には是非ともセット上映で、この「はやぶさ」も流して欲しいな♪

お近くにワーナーマイカルシネマズがある方は是非!
但し、いつもの長編映画を観る感覚の期待は捨てて。
また、各都道府県の様々な場所で上映もしているようなので、
この作品のホームページで検索してみてください。

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  • 試写会が当たり鼻血ブー!wずっと待ち続けた甲斐がありました(涙)

我爱你!李 連杰!

今後もJet作品のBD化が増えること願ってます( ^ω^ )♪

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