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2011年4月22日 (金)

「エンジェル・ウォーズ」

原題《SUCKER PUNCH 》 2011年アメリカ・カナダ 110分

Suckerpunch2_2

監督:ザック・スナイダー 脚本:ザック・スナイダー、スティーヴ・シブヤ
出演:エミリー・ブラウニング(エミリー)、アビー・コニッシュ(スイートピー)
ジェナ・マローン(ロケット)、ヴァネッサ・ハンジェズ(ブロンディ)、
ジェイミー・チャン(アンバー)、スコット・グレン(ワイズマン)


私の好き好き度( ω )

『ただの萌え映画…じゃないことに萌える!』(ネタバレなし)

「これは一見男性向け作品に見えますが、
女性こそ萌えに萌えて燃えるんじゃなかろうか?!

というのも、60年代から日本にある「魔女っ子シリーズ」
はじめ、今現在のプリキュアに至るまで、主人公の
変身・特殊能力・強敵の数々…というパターンは
いつの時代も女の子たちを夢中にさせてきました。

この「エンジェル・ウォーズ」もその要素アリアリ。

まずは目で楽しんだ。しかも、エロ目線が「女性的」?

体型補正の様々なコルセットに目を見張りながら、
ドレッサーの上に無造作に置かれたジュエリーケースなども
眺めて目も楽しい。小道具がいちいち細かいんだ、これが。
スナイダー監督の乙女のような気配りが、小道具にも衣裳にも、
そして、コルセットから若干はみ出た肉にも感じられて面白い。

しかし、スナイダーの奥さんも製作に加わっているせいか、
私はこの5人組に妙に清潔感のあるエロを感じました。
妻と一緒って、時に仕事しにくいでしょうね(笑

もちろん男性も目で見て楽しいことに間違いない。
でも、完全なる男性目線だったら、もっと無駄におっ○いも
ぷりんぷりん揺れそうなもんだし、パ○ツも白だと思うんです(爆
黒じゃ~パンチラのうちに入らないだろ!?

一見、「セクシーを売りにした作品」のように見えますが、
そうじゃない。コスチュームに存分遊びも入っているけれど
(例えばロケットの黒いナースキャップなんてすごい皮肉)、
「エロくしときゃー客が来る」というノリで作った訳ではないと強く感じました。


どこから現実、どこから空想?

予告を見た時点では、空想の中で戦いながらアイテムを集めていく
ゲーム感覚&ビジュアル重視の印象。
で、どこかで現実と繫がって、はい、ハッピー…といったような単純なものかと。

そして、実際、作品を観てみると、途中までは
「うははっ、これまさに「趣味」が合えばドストライクの作品ね!癖になりそう♪」
と大喜びの私。空想世界の戦闘っぷりに猛烈にしびれてしまい、
ストーリーはもうどうでもいい状態。

また、各ステージでスコット・グレンが出てくる度に
「またお前www」くらいの勢いで大笑い。

しかし、ひとつだけずーっとひっかかっていたシーンがあったんです。
それは、手術直前のベイビードールからスイートピーの顔に切り替わったシーン。
そのシーンの上手さを感じたのは、終盤でした。
はぁ…なるほど。

この作品、「ストーリーが支離滅裂」にも一見思えますが、とんでもない!
支離滅裂どころか、精神病院に入ったあの日から5日間の出来事の見せ方が
非常に丁寧に練り込まれているのです。

精神病院=売春宿だった…といろいろ混同する方もいるでしょうけど、
ブルーやゴルスキーの身なり、発言もとにかくよく聞いて見てみてください。

ベイビードールがどの時点で何を元に空想し、そして、周囲もどう変化しているのか?
スクリーンにたくさんヒントがあります。
ドラゴン柄のライターひとつとっても、その繫がりが面白い。

私個人は、かなり序盤の時点で「もう5日経っている」の解釈。
出てくる「キス」もヒント。


カタカナで「サッカーパンチ」じゃ変なのは分かるけど…

原題の「Sucker Punch」(不意打ち)は生かして欲しかった。
今回、スナイダーが脚本も手がけていますから、やはりタイトルには思い入れも
あったと思いますし、このタイトルの意味は全体を見渡すととても大事に思えました。

「エンジェル・ウォーズ」じゃ、作品内の「守護天使」の意味とも違うし、
やっぱりあの5人が大活躍♪…の映画をイメージしちゃいますしね。

空想世界でロケット、ブロンディ、アンバーがとんでもないことになっていましたが、
あれを現実に置き換えると、これまたロボトミーの影もチラリ。
スイートピーのその後が尚更「希望の光」に見えました(涙


とにかく映像は文句なしにしびれ、ストーリーが思いのほか深いことに衝撃!
ただ、この作品の根底にあるものが、意外とストレートに心に響きにくい感も。
ビジュアルに目を持っていかれがちですからね~
私はラストの問いかけも心にグサリときました!なんだこの感動…

でも、エンドロールでは「歌ってる!www」と大笑い。
スナイダーのショーアップの才能に敬服します(笑



はまるかはまらないか。
観客にとっては、その真ん中のグレーゾーンがあまりない作品ですが、
はまったら最後、「もう1回観に行ってくる=3」と鼻息荒くなるはず。

さぁ、大スクリーンでしびれてこいっ!あんまりDVD向きじゃないかもね。

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  • 試写会が当たり鼻血ブー!wずっと待ち続けた甲斐がありました(涙)

我爱你!李 連杰!

今後もJet作品のBD化が増えること願ってます( ^ω^ )♪

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