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2011年1月15日 (土)

ソーシャル・ネットワーク

原題《The Social Network》 2010年 アメリカ 121分
2011年1月15日 日本公開


監督:デヴィッド・フィンチャー 脚本:アーロン・ソーキン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ(マーク)、アンドリュー・ガーフィールド(エドゥアルド)、
ジャスティン・ティンバーレイク(ショーン)、アーミー・ハマー(ウィンクルボス兄弟)

Socialnet

『吹替え推奨!怒涛の会話劇を聞き逃すな!』 (ネタバレなし)

私の好き好き度 ( ̄ー ̄)ニヤリ

ラストの「その後」に関する字幕を読むと、
「あ~、結局、facebookの壮大なる宣伝になってる!
フィンチャーもfacebookの片棒担いじゃって…
ザッカーバーグにお金が落ちるのも悔しいからパンフは買わない!(爆)」
な~んてことも思いつつも、困ったことに……

めっちゃくちゃ好みの作品でした!会話劇大好き!

今回、私が行ったシネコンでは、「吹き替え版」しかやっておらず、

「ま~仕方ない」と思って入ったのですが、これがこれが…結果、大正解でした。
冒頭の台詞の量からして思ったのは、「こりゃ字幕じゃ限界があるな」と。

字幕は1度に表示されるのは確か20文字までだったような…
これではこういった怒涛の会話劇は、とてもとても
情報量が足りず、意訳の嵐となってしまうのです。

もちろん吹き替えにしている時点で“意訳”。
でも、こういった専門用語が連発されるもや、
裁判など「やり取り」が鍵となる作品は、
吹き替えの方が会話により命が吹き込まれる気がします。

ただ、やはり俳優たちの声も演技の一部、そして個性。
私もできれば本人たちの声で聞きたかった思いはあります。
しかしながら、この作品の隅々までを見逃さずに済んだのは
まさに吹き替えのおかげ。声優さんたちも良かったですよ。
日本語字幕・英語字幕は後にDVDにてしっかり見てみます=3

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

さて、私がこれを観に行った1番の理由は「監督がフィンチャーだから」。
セブン」からすべて劇場で観ていますが、いまだに「ファイトクラブ」信者です(苦笑)

例えば、前作の「ベンジャミン・バトン」もジーンとしつつも、
「フィンチャー作品としては何か物足りん!」と満足いかず。
今回も「なぜfacebook?自叙伝みたいなのを撮りたくなった??」
首を傾げていたのです。フィンチャーからしたら「なぜ、俺がお前を満足させなきゃ
ならんのだ?!」でしょうけどね。でも、しょうがない、好きなんだから。

そして、実際フタを開けたら。。。
フィンチャーがフィルムを通して見せるキ○ガ○染みたパンチは弱いものの、
映っているもの自体が良くも悪くも「狂っている人たち」。

ザッカーバーグ、絶対友達になりたくないタイプだけど、でも、妙に一途で、
「これ絶対!」と思ったら曲げないタフさ。存命中の人物を描くにあたって、
ここまで彼の嫌な部分を見せられるのは、結局、ザッカーバーグ本人に自信が
あるからでしょう。検索したら、彼の実生活の充実ぶりに驚いた!

そして結局、アーロン・ソーキンの脚本の勝利なのか、冒頭から、ザッカーバーグの
人となりを見せつけ、観客に「なんだこいつ」と興味を惹かせる面白さ。
“話が通じない人”独特の会話の被り方がすごくリアル。

それに「女の天敵」になってしまう無茶も面白い。
何が面白いって、facemashの面白さじゃなく、そのバカな発想が面白い。
あんなことやって騒いでる、どんなバカかと。そりゃ「暗殺命令」も出ますって(笑

また、ウィンクルボス兄弟が提案したSNSだって、根底にあるのは「女にモテたい」。
男性って何かのきっかけに「モテたかったから」というのが多いけれど、
それすごく邪念に見えて、でも、純粋な性(さが)だと思います。

同時に「同性」に嫉妬深いのももしかして男性の方かもしれません。
でも、その単純な動機が世界を面白くしちゃうんだから、
彼らの巡る巡る戦いは妙な魅力を感じました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


結局、この話はSNSを題材としつつも、実はどの時代にも通じる「寓話」のよう。
たぶんフィンチャーもそういった点に惹かれたのではないでしょうか。

また、フィンチャーは何か1つに没頭するが故に、人生が良くも悪くも狂っていく様が
好きなのかも。今回も時系列で若干遊んだものの、撮りたいものはよりシンプルに。

ただ、「え…ここからが話盛り上がるんじゃないの!?」とその結末にがっくりくる方も
いらっしゃるでしょう。でも、この作品、盛り上がりなんて必要としてないのかもしれません。
むしろ「人間の心の穴」という盛り下がりがスパイス。

今回、アイゼンバーグもガーフィールドも曲者の魅力を本当によく表現していました。
見入ることができたのも彼らの演技のおかげ。
「友情から発展した仕事」と「仕事から生まれた友情」の違いも考えさせられました。

そして、必殺スカーフ燃やし!
あのシーンこそ、ある意味「オカルト」。女の怖さ、つい笑ってしまった!
フィンチャーは人間の中にあるオカルト面も好きですねぇ(笑

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

描いているのは一人の天才。
でも、その才能以外は何がある?
仲間を繋ぐfacebook。でも、彼がキーを叩くページはたった1つ。

「彼とはどんな男なのか」

この作品、それを眺める120分なのかもしれません。

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  • 試写会が当たり鼻血ブー!wずっと待ち続けた甲斐がありました(涙)

我爱你!李 連杰!

今後もJet作品のBD化が増えること願ってます( ^ω^ )♪

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